アベってるコンサルに対してキャリアアドバイス

2月も3分の2が終わり〜の大垣人でございますぅ。
今月は本当に大した仕事してないですが、さてさて、これがいつまで続くのか。
コンサル業界用語で「アベる」暇な状態が2月からスタートしたわけです。

コンサルKPIに、「稼働率」ってのがあります。
英語でUtilizationといったりします。
要は、クライアントチャージ(請求できる)時間が全体の何%であるかという指標。

これがランクによって、達成すべき水準が定められてます。
これを未達だと、肩たたき(俗にいうPIP)や減給といった憂き目に遭います(あったことないけど)。
逆に昇進していくには、達成していることがそもそも前提要件。

2月に入って、大垣人の稼働は「ゼロ」。そうです、ゼロ時間チャージ。
完全なる給料泥棒状態。
とりあえず今は、今までの貯金で食いつないでいる状態。

幸いにして、半年ほどの稼働で貯金があるので。

早く営業で仕事を取るか、他のプロジェクトに参画させてもらうか。
その2択になります。
今のところ、動き出すのは早くて3月になりそうです。

2月はこのまま、雑用といいますか、営業活動くらいで時間が経過しそうです。
バケーションでも取れば良いのですが、営業しているのでそうもいかない。
バケーション取れると、就業時間自体が減らせるので、稼働の貯金取り崩しも緩和出来るメリットも。

有給休暇取得しておいて、会社で営業活動している人も結構(!)見かけますしね。
大垣人もそのうち、その手を使わないといけなくなるかも。
ま、そのうち。

午前は西東京でアポ。まさに営業活動、だ。
こじんまりとした小案件ながら、先方の部長は「どうしてもやりたい」と言っていただけるお話。
提案書以前に、こんなことを考えていますが、というディスカッションペーパー(DP)を持参。

応接に通されて、ソファに陣取る。

部長登場。DPを印刷してきたのを1部手渡し。
オフィスで印刷する機会を逸したので、セブンイレブンで印刷したもの。
カラー印刷で結構高くついたよな(経費請求したいけど、できる?)。

大垣人としては、紙を渡して話をするのはあまり好きではない。
目線が紙に落ちてしまうし、ひどい場合、紙をもらった先方が先の先まで見始めるから。
そうなると話しづらいのよ。

なので、紙は渡したけど、「画面見てやりましょうか」とお伝えして、
モバイルプロジェクター(SONYの)を持ち出して、壁に簡易投影。
部屋が結構明るかったけど、なんとか使えるレベル。

あと、モバイルプロジェクターを出すと、大抵「そんな小さいのがあるんですか」となるので、
「でもこれ、私物です」とアイスブレイクにもなります。
って、アイスブレイクのために楽天ポイントを4万円分も使うのか!って議論はありますが(汗)。



資料に沿って、プレゼンとディスカッションのミックスを進める。
時間としてはあっという間に1時間30分ほど経過。
部長からは、資料に合った内容にプラスアルファのインプットをいただく。

部長としては会社を改革したい内容と情熱が淀みなく溢れてくる。
昨年も3億利益を押し上げた実績もあり、まだまだ勢い余ってる感じ。
希望されている工数・予算感と大垣人に伝えられた内容のバランスは全く取れてないけど、それはご愛嬌。

そのあたりは、プロジェクトが始まってから交通整理してあげることも、こちらの仕事ですし。

部長は結構貫禄あるな、と思っていたんですが、年齢をお聞きしたら大垣人より1歳年下だった。
大垣人が幼いんだな。貫禄なんて無縁だし(汗)。

本日の結論は、内容は概ね良いので、最終承認をオーナー(創業者)に促すことに。
1ステップ先に進みました。
今回のトピック以外にもお手伝いできることもあるので、一度オーナーとお会いしましょう、ということになりました。

早ければ今月下旬にもオーナーとの打ち合わせ、いわゆる「社長プレゼン」ってやつになるかと思います。
それがうまくいけば、4月から12月までプロジェクトってことになります。
稼働はすこしの小案件ですが、長期になりそうなものです。イメージとしては成果物を作る作業というより「顧問契約」に近い。

午後は資料作成モード。まぁ、夜もそうだったのですが。

夕方にはボスと電話会議。
トピックは、下半期の活動計画。
今までこんな形で内容を詰めたっけな?と思いながら…。

いろいろとキャリアアドバイスをいただく。
こういうのは、主体的に考えるより、客観的に整理してもらったほうが早いな、と感じる。
自分で考える、やりたい・やりたくないという軸で考える以上に、それはリスクとしてどうなの?が優先される。

大垣人の考え方がそうだからなんだろうけど。

現行のパイプライン(案件獲得)の状況からすると下半期もなんとなく大丈夫。
ゆえに、来年度に向けて動いていかないと、という上司からの叱咤激励を頂いて会議終了。

作業モードに戻ったと思ったら、電話がなる。
随分と連絡もらってなかった台湾人。リクルーターを仕事にしている人。
最近、どうよって話。まぁ電話してくるってことは、オススメがあるんでしょって感じ。

聞いてみると、別に電話してくるほどのレベルの案件じゃないなと思うものを羅列。
興味ないよ、ってことで電話を切る。
リクルーターってたくさんいるけど、セールスと同じで、どれくらいクライアントを理解しているかは非常に大事。

そうでないと、ただの案件マッチでしかないからね。それで年収30%のコミッションってイージーマネーすぎるわ。

そういう意味では、ボスの方がキャリアアドバイスとしては意義があり、プロであるリクルーターにはその価値が見いだせず。

さてさて、大垣人はこのまま生き延びられるか、ファームも事情もいろいろ変わるでしょうから、運次第ですかね(おいおい)。
ってことで作業に戻ります。