新卒採用面談:就活生に考えてもらいたいこと
連休で短い1週間の後は長いで〜の大垣人でございますぅ。
大垣人の今週の仕事は、週後半にプロジェクトAにて出張。福山ジョブを完結させること。水〜金の予定。
じゃ、月〜火は暇なの?
ぶっちゃければそうですね(!)。事前準備だの、細々したものは当然あるのですが、
新規プロジェクトに対する提案なんかも終わっちゃったし、大掛かりなものはございません。
じゃ、遊んでいられるかというと(いられるんですけど)、そうは問屋が卸さない。
人事から、新卒採用面談のヘルプを頼まれております。月、火曜日、両日ともになります。
ね、窓際族ながら、一応、最低限(!)、役に立つスタンスです。
これが、窓際ながらも、窓の外(クビ)にならない秘訣かもしれません(おいおい)。
ってことで、今日はとりあえず2名の学生さんと面談しました。
今日は面談する側として、学生さんに考えてもらいたいことをちょっと記しておきます。
ちなみに2名は、国立大学院生と私立トップ大の学生さんでした。
今シーズン、すでに10名以上やってますし、毎年何十人単位でお手伝いしていますからね。
ちなみに面談の進め方はだいたいいつもこんな感じ:
学生さんの自己紹介、志望動機、そして自己アピール。5分程度。
その後、学生さんに対する質疑応答。25分程度。
最後、残り時間をつかって、学生さんから面談者に質問タイム。
どのファームでも同じじゃないですかね。誰がやっても大抵同じかと。
ってことで、面談する側が見ていること、気にしていることはこんな感じです。
★ 服装
スーツは着慣れてないことが前提。なので身体のサイズに合ってなくとも、極端な話OKです。
合っている方が良いに決まってますが。
ただ清潔感は気にしてほしい。白いシャツ1枚しか持ってないのか、袖が擦り切れているようなのは気になる。
シャツの一番上のボタンをしているか、ネクタイが曲がってないかは、自己チェックができているかどうかかな。
面談する前に、トイレによって鏡を見てくるような意識があるか。自分のベストの姿を見せようとしているかどうかは意識してほしい。
★ 目線
面談者が複数いても、ずっと質問者の顔ばかりみて話をしている人はどうしても気になりますね。心象よくないです。
気配りやバランス感覚を欠いているのではと思ってしまいます。
★ 声
これはテクニックなのかもしれませんが、声量の大小をうまく使ってくる学生さんはほとんどいないですね。
多分、こんなテクニックが使える人はプレゼン技術に対する資質が高いと判断すると思います。
そんな余裕というのは場を制する源の一つとも言えるので。
ずっと声が小さい人は当然自信がなさそうですし、笑い声のほうが大きいと肝心なことは任せられないかもと考えます。
★ 身振り手振り・姿勢
ずっと手を膝の上、ってのは見ている側からするとプレーンですね。
目線にも関わるところですけど、少し動きがついてくると、聞き手が興味を持って聞きやすくなると思います。
このあたりは練習が必要なのかもしれません。
★ スカイプ利用の面談
最近は遠距離を保管するためにスカイプ等の利用も当たり前になりました。
基礎の基礎、と言われてしまいますが、意外に軽視されているところを記しておきますね。
まず環境。雑音(周りの音)との兼ね合いを事前に確認しておいてください。これNGだと聞く気すら起きません。
背景。アパートの自室とか良いのですが、クローゼットの中身が丸見えだったり、ドアが開きっぱなしなど。
これも配慮にかけている、準備不足という形で写ってしまいます。
あと、オフィスまで距離が大したことないのにスカイプを利用する場合ってなんなんでしょうね。
イメージは決してよくありません。
人生の岐路に立っているんですから、体温が感じられるところで、リアルに対面で勝負してほしいなと思います。
正直、スカイプはオススメしないですね。海外なら致し方ないと思いますが。
★ 自己紹介、志望動機
論理的に説明できることが前提。
ただし、謙虚さが入っていると高感度が上がります。謙虚になれる表現が付け足せるとgood。
これは、業界のことがよくわかってないことが大半なのに、言い切りが続くと分かってないのになぁ、と違和感が生まれるので。
例えば、コンサル業界は「企業の課題解決を提供する」というイメージが強いんでしょうね、まぁそうなんですけど。
そして大抵、若くして、企業の経営者と対峙しながら、必要な解決策を明示していくことを実践したいという話になります。
そうすると、ひどい場合、「他人にはできない独創的な解決策」みたいな話になるんですよね。
解決策が1つのような話であったり、私にしかできないものを創造する、みたいなものが挙がります。ホントかいな。
熱意や決意としての形容詞的表現で1回位なら良いのですが、これが複数回出てくると、話自体が怪しく感じられるようになります。
★ リーダーシップ
大抵の場合、サークルで代表やって、こんな工夫しました、云々。
コンサルファームへの就職なので、からなず「きちんと定義化して」とか「見える化して」となります。
方法論というかプロセス、言い換えるとその人が実際に行ったアクションについての話になります。
このあたり、どうでもいいです(!)。
大事なことは、その課題がなぜ課題として認識されたのか。それは放置しておくとどうなるのか。
他の課題がある中でなぜそれが重要、緊急を要するのかを説明してほしい。そちらのほうがコンサルタントとしての資質を見出しやすい。
もう一つは、その行ったアクションの結果どうなったのか、その過程で何を学んだのかまで言えると良いですね。
★ 質疑応答
学生さんから我々に対する疑問はそもそも勘違いしている人がいる(多い)。
なんでも質問があればどうぞ、というのは自分が聞きたいことを聞く時間というよりは、この時間こそセンスを見せるというかアピールタイム。
なぜか。。。我々から質問は、評価をするために定められた項目に沿って聞いているからです。
「何年目くらいからクライアントにプレゼンや説得のチャンスってもらえるんですか」なんてのはしょうもない質問。
そんなもんケースバイケース。
「プロジェクトでどんな活動をされていますか」という質問もあるけど、意味なし。
これ聞いてどうするんだろう、憧れのエッセンスを増強するだけのこと?こちらとしては感心しません。
あとキャリアパスについての質問。
これは先輩コンサルに聞くこと以上に人事に確認しておくべきこと。
個別面談で聞きやすいのはわかりますが、優先されるべき質問は他にあると思います。
ではどんな質問が良いのか?
相手が管理職だとすると「若手コンサルタントが大切にすべきこととはどんなことと感じていますか?」、
「クライアントや先輩コンサルタントから信頼されるコンサルタントはどんな資質をもっているのでしょうか?」
オープンながら、自分がコンサルタントになりたい、なるだけではなく成功したいと思わせる質問が重要。
このあたりは、「質問力」、もう少し大きくコミュニケーション能力としてプラスになるかと思います。
大事なことは、面談している我々が「一緒に働いてみたい」とか「その可能性を感じさせること」。
それ以上でも以下でもないです。
もっといえば、最後の質疑応答の時点で評価項目の大半は結論が出た(点数がついた)状態。
ここで良い感じの質問が投げられると、評価を上げようかということにつながりやすいんです。
プレゼンと一緒です。ストロング・フィニッシュが記憶に残る。プラスのイメージにつながる。
さらには、この時間での学生さんの食付き具合も重要なことかと思います。
食いつきは、表情であったり、姿勢であったり。
本当にコンサルやりたいんだ(この職種に就きたい)というのを伝えてなんぼですからね。
★ 論理性
コンサルではこれ必ずチェック項目にあります。
基本的に、2段階でチェック入れます。
最初は、志望動機やサークル活動の取り組みなど説明の中で話が論理的に構成されているかをみます。
これは準備でどうとでもなりますよね。
次の段階は、2つのパターンがあるのですが、一つは、先程の説明を掘り下げていって、「なぜ」の質問を繰り返す。
構成が甘い人にはこの手を使います。
もう一つは、レジュメ等に全く書いてない話題を持ち出して掘り下げます。
例えば、プライベードの様子や趣味について、それがなぜ楽しいのか。
具体的にどんなことをしているのか、
場合によっては時事ネタやTVネタ(大垣人の得意領域?)についても聞きますね。
この段階を経ても、スタンス・考え方が一貫していることが見えるのが良いですね。
口先だけの調子の良い人は大抵渋い顔し始めますしね。
となると準備ってできない?そうですね、できないところでも論理性を発揮できるかがチェック項目です。
なので、普段から鍛錬(積み重ね)によるかなぁ(笑)。
とまぁ、いろいろ書きました。では、大垣人自身が就活でこういうのができていたか、というとそうでもないですけどね。
採用する側の目線でいろいろ感じることが多いので纏めてみました。
参考にならない?まぁそうかも知れませんが(おいおい)。
閑話休題。
今年初めての映画を観てきました。「TAXi 5」。
(2019年映画鑑賞:1本目)
ひさびさに観たフランス映画。フランスジョークってのはこんなんだったっけ?って感じでした。
ストーリーは、このシリーズを通して不変ですが、わかりやすい単純なもの。楽しめました。
もうちょっとクルマの構造や特徴が全面に出てくれたら更に楽しめたかも。。。
マルセイユからパリにまた帰任するってことなので、このシリーズはまだまだ続くのね。へぇ。
では。
大垣人の今週の仕事は、週後半にプロジェクトAにて出張。福山ジョブを完結させること。水〜金の予定。
じゃ、月〜火は暇なの?
ぶっちゃければそうですね(!)。事前準備だの、細々したものは当然あるのですが、
新規プロジェクトに対する提案なんかも終わっちゃったし、大掛かりなものはございません。
じゃ、遊んでいられるかというと(いられるんですけど)、そうは問屋が卸さない。
人事から、新卒採用面談のヘルプを頼まれております。月、火曜日、両日ともになります。
ね、窓際族ながら、一応、最低限(!)、役に立つスタンスです。
これが、窓際ながらも、窓の外(クビ)にならない秘訣かもしれません(おいおい)。
ってことで、今日はとりあえず2名の学生さんと面談しました。
今日は面談する側として、学生さんに考えてもらいたいことをちょっと記しておきます。
ちなみに2名は、国立大学院生と私立トップ大の学生さんでした。
今シーズン、すでに10名以上やってますし、毎年何十人単位でお手伝いしていますからね。
ちなみに面談の進め方はだいたいいつもこんな感じ:
学生さんの自己紹介、志望動機、そして自己アピール。5分程度。
その後、学生さんに対する質疑応答。25分程度。
最後、残り時間をつかって、学生さんから面談者に質問タイム。
どのファームでも同じじゃないですかね。誰がやっても大抵同じかと。
ってことで、面談する側が見ていること、気にしていることはこんな感じです。
★ 服装
スーツは着慣れてないことが前提。なので身体のサイズに合ってなくとも、極端な話OKです。
合っている方が良いに決まってますが。
ただ清潔感は気にしてほしい。白いシャツ1枚しか持ってないのか、袖が擦り切れているようなのは気になる。
シャツの一番上のボタンをしているか、ネクタイが曲がってないかは、自己チェックができているかどうかかな。
面談する前に、トイレによって鏡を見てくるような意識があるか。自分のベストの姿を見せようとしているかどうかは意識してほしい。
★ 目線
面談者が複数いても、ずっと質問者の顔ばかりみて話をしている人はどうしても気になりますね。心象よくないです。
気配りやバランス感覚を欠いているのではと思ってしまいます。
★ 声
これはテクニックなのかもしれませんが、声量の大小をうまく使ってくる学生さんはほとんどいないですね。
多分、こんなテクニックが使える人はプレゼン技術に対する資質が高いと判断すると思います。
そんな余裕というのは場を制する源の一つとも言えるので。
ずっと声が小さい人は当然自信がなさそうですし、笑い声のほうが大きいと肝心なことは任せられないかもと考えます。
★ 身振り手振り・姿勢
ずっと手を膝の上、ってのは見ている側からするとプレーンですね。
目線にも関わるところですけど、少し動きがついてくると、聞き手が興味を持って聞きやすくなると思います。
このあたりは練習が必要なのかもしれません。
★ スカイプ利用の面談
最近は遠距離を保管するためにスカイプ等の利用も当たり前になりました。
基礎の基礎、と言われてしまいますが、意外に軽視されているところを記しておきますね。
まず環境。雑音(周りの音)との兼ね合いを事前に確認しておいてください。これNGだと聞く気すら起きません。
背景。アパートの自室とか良いのですが、クローゼットの中身が丸見えだったり、ドアが開きっぱなしなど。
これも配慮にかけている、準備不足という形で写ってしまいます。
あと、オフィスまで距離が大したことないのにスカイプを利用する場合ってなんなんでしょうね。
イメージは決してよくありません。
人生の岐路に立っているんですから、体温が感じられるところで、リアルに対面で勝負してほしいなと思います。
正直、スカイプはオススメしないですね。海外なら致し方ないと思いますが。
★ 自己紹介、志望動機
論理的に説明できることが前提。
ただし、謙虚さが入っていると高感度が上がります。謙虚になれる表現が付け足せるとgood。
これは、業界のことがよくわかってないことが大半なのに、言い切りが続くと分かってないのになぁ、と違和感が生まれるので。
例えば、コンサル業界は「企業の課題解決を提供する」というイメージが強いんでしょうね、まぁそうなんですけど。
そして大抵、若くして、企業の経営者と対峙しながら、必要な解決策を明示していくことを実践したいという話になります。
そうすると、ひどい場合、「他人にはできない独創的な解決策」みたいな話になるんですよね。
解決策が1つのような話であったり、私にしかできないものを創造する、みたいなものが挙がります。ホントかいな。
熱意や決意としての形容詞的表現で1回位なら良いのですが、これが複数回出てくると、話自体が怪しく感じられるようになります。
★ リーダーシップ
大抵の場合、サークルで代表やって、こんな工夫しました、云々。
コンサルファームへの就職なので、からなず「きちんと定義化して」とか「見える化して」となります。
方法論というかプロセス、言い換えるとその人が実際に行ったアクションについての話になります。
このあたり、どうでもいいです(!)。
大事なことは、その課題がなぜ課題として認識されたのか。それは放置しておくとどうなるのか。
他の課題がある中でなぜそれが重要、緊急を要するのかを説明してほしい。そちらのほうがコンサルタントとしての資質を見出しやすい。
もう一つは、その行ったアクションの結果どうなったのか、その過程で何を学んだのかまで言えると良いですね。
★ 質疑応答
学生さんから我々に対する疑問はそもそも勘違いしている人がいる(多い)。
なんでも質問があればどうぞ、というのは自分が聞きたいことを聞く時間というよりは、この時間こそセンスを見せるというかアピールタイム。
なぜか。。。我々から質問は、評価をするために定められた項目に沿って聞いているからです。
「何年目くらいからクライアントにプレゼンや説得のチャンスってもらえるんですか」なんてのはしょうもない質問。
そんなもんケースバイケース。
「プロジェクトでどんな活動をされていますか」という質問もあるけど、意味なし。
これ聞いてどうするんだろう、憧れのエッセンスを増強するだけのこと?こちらとしては感心しません。
あとキャリアパスについての質問。
これは先輩コンサルに聞くこと以上に人事に確認しておくべきこと。
個別面談で聞きやすいのはわかりますが、優先されるべき質問は他にあると思います。
ではどんな質問が良いのか?
相手が管理職だとすると「若手コンサルタントが大切にすべきこととはどんなことと感じていますか?」、
「クライアントや先輩コンサルタントから信頼されるコンサルタントはどんな資質をもっているのでしょうか?」
オープンながら、自分がコンサルタントになりたい、なるだけではなく成功したいと思わせる質問が重要。
このあたりは、「質問力」、もう少し大きくコミュニケーション能力としてプラスになるかと思います。
大事なことは、面談している我々が「一緒に働いてみたい」とか「その可能性を感じさせること」。
それ以上でも以下でもないです。
もっといえば、最後の質疑応答の時点で評価項目の大半は結論が出た(点数がついた)状態。
ここで良い感じの質問が投げられると、評価を上げようかということにつながりやすいんです。
プレゼンと一緒です。ストロング・フィニッシュが記憶に残る。プラスのイメージにつながる。
さらには、この時間での学生さんの食付き具合も重要なことかと思います。
食いつきは、表情であったり、姿勢であったり。
本当にコンサルやりたいんだ(この職種に就きたい)というのを伝えてなんぼですからね。
★ 論理性
コンサルではこれ必ずチェック項目にあります。
基本的に、2段階でチェック入れます。
最初は、志望動機やサークル活動の取り組みなど説明の中で話が論理的に構成されているかをみます。
これは準備でどうとでもなりますよね。
次の段階は、2つのパターンがあるのですが、一つは、先程の説明を掘り下げていって、「なぜ」の質問を繰り返す。
構成が甘い人にはこの手を使います。
もう一つは、レジュメ等に全く書いてない話題を持ち出して掘り下げます。
例えば、プライベードの様子や趣味について、それがなぜ楽しいのか。
具体的にどんなことをしているのか、
場合によっては時事ネタやTVネタ(大垣人の得意領域?)についても聞きますね。
この段階を経ても、スタンス・考え方が一貫していることが見えるのが良いですね。
口先だけの調子の良い人は大抵渋い顔し始めますしね。
となると準備ってできない?そうですね、できないところでも論理性を発揮できるかがチェック項目です。
なので、普段から鍛錬(積み重ね)によるかなぁ(笑)。
とまぁ、いろいろ書きました。では、大垣人自身が就活でこういうのができていたか、というとそうでもないですけどね。
採用する側の目線でいろいろ感じることが多いので纏めてみました。
参考にならない?まぁそうかも知れませんが(おいおい)。
閑話休題。
今年初めての映画を観てきました。「TAXi 5」。
(2019年映画鑑賞:1本目)
ひさびさに観たフランス映画。フランスジョークってのはこんなんだったっけ?って感じでした。
ストーリーは、このシリーズを通して不変ですが、わかりやすい単純なもの。楽しめました。
もうちょっとクルマの構造や特徴が全面に出てくれたら更に楽しめたかも。。。
マルセイユからパリにまた帰任するってことなので、このシリーズはまだまだ続くのね。へぇ。
では。